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ちょっとおどろき!ソーラーフロンティアの隠れた実力を発見!

2010比較




◇『ソーラーパネルは黒がいい』は本当だった…!?各社パネルの年間発電量比較
2010.4月〜2011.5月


パネル別発電量実績グラフ
算出方法・各宅の設置条件などはコチラ


とうとうやってしまいました…。どのメーカーが発電するのか?を発電量生データから考えてみました。
「HITの発電量はすごい!」とか  「バランスが取れているのは多結晶だ!」とか、
話題の「黒いパネル(CIS)は発電効率が悪い」
「いや、実はいいのだ!」などなど…。

で、結局何がいちばん良いの…?

購入する前はもちろん、購入したあとも気になるところだと思います。
今回は、ソーラークリニックさんで公開されている、生の発電データをもとに、わが家と比べてどうなのか?を
調べてみました。
算出方法は、京セラのシミュレーションソフトを使って、それぞれのお宅と同条件で設置したときの定格容量を逆算し、
実際の年間発電量をもとにkwあたり発電量を出して比較しています(発電量比較算出方法はコチラ)。

結果は見てのとおりですが、びっくりしたのはソーラーフロンティア(CIS)の実力
以前、ブログで取り上げてみたものの、それほどの良さは見出せませんでした。
しかし、今回の検証でメーカーが言う「多結晶シリコンパネルより8〜10%高効率」
というのを裏付ける結果がでてしまったのです。
何でも化合物系パネルの特徴で「発電し始めてから1ヶ月ほどで素子が馴染み、発電効率が上がる」
らしいのです。
だから定められた計測方法でしか計れない「定格=最大発電容量は低く出るのだ」と…。
そんなのマユツバだと思いますよねえ、ふつう。
でもコレが本当だとすると、低価格・省資源・グッドデザイン賞、そしてスペック以上の発電量
揃ってしまい、まさに

「ソーラーパネルは黒がいい!」

ってことになってしまいます。圧倒的な発電力を誇る”憧れの”HITパネルも、巷で言われている
「多結晶の10%UP」以上の効率となりましたが、コストパフォーマンスを考えると
CISにはかなわないかもしれません。
今度生まれ変わったら、CISにしちゃおうかな〜って思っちゃいますもん、実際。
やっぱり、恐るべしソーラーフロンティア。(でも悔しいので、その時はホンダにします)

それにしても、わが家のSAMURAIはボロボロです(泣)。
7年前のシャープとどっこいどっこいなだけでなく、同じ京セラにも大きく遅れを取っています。
その差は実に2割!京セラの場合、セルの自体は同じものを使っているはずなのですが、
モジュール1枚が小さいSAMURAIは、モジュール変換効率が低いから?
それにしても2割とは差がありすぎる…シクシク。
やはり5.76kwという巨大な容量だと跳ね方も大きいのでしょうか?ちょっと謎です。

今回の検証は、実績+地域差も加味しているので、結構確度は高いのでは?と自負していますが、
比較の分母となるわが家(SAMURAI)に換算した定格容量(下図の※2・SAMURAI1面設置換算の値)が
シミュレーション値のため、低めに
でてしまって、実勢より格差が開いてしまったかもしれません。
下記の6宅の実績は今後もトレースしていきたいと思います。

というわけで、今年の月別発電量比較をスタートしました。→こちら





●おまけ…主な太陽光発電メーカーHPリンク集

パナソニックサンヨー東芝三菱京セラシャープソーラーフロンティアホンダ





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